Webライターとは、Web上に掲載されるサイトやコラムを執筆(ライティング)する人のこと。
パソコン1台あれば、時間や場所を問わずに仕事ができる職であることから、近年、副業やフリーランスの職として人気を集めています。
でも、Webライターに資格は必要なのでしょうか?またおすすめの資格には、何があるのでしょうか。
そこで今回は、Webライターにおすすめの資格を5つお伝えします。
Webライターに資格は必要なのか?
基本的にWebライターは、資格を取得しなくてもできる仕事です。
しかし、近年Webライターを職とする人は増えてきており、初心者やWebライターを始めて間もない人だと、なかなか仕事を依頼されないというケースは珍しくありません。
Webライターは、「文章力」「情報収集力」「取材力」、さらに’’読み手が理解できる、分かりやすい記事を作る力’’が必要です。
数いるWebライターの中からクライアントに依頼されるためには、’’自分にしかないもの’’をクライアントに提示しなければなりません。
そこで役立つのが、資格です。
専門的な資格を取得しておくことで、まだWebライターとしての実績が無くても、ライター求人から応募する際にその資格を提示できます。
するとクライアントは「是非この人にお願いしたい」と、Webライターへの信頼度が上がり、仕事をたくさん依頼することでしょう。
Webライターとして働くために資格を取得しておくことは、決して強制ではありません。
しかし、より多くの仕事を受けるため、クライアントから信頼されるためには、最低でも何か1つ資格を取得しておいた方が良いです。
Webライターにおすすめの資格5つ
では、Webライターにおすすめの資格とは何があるのでしょうか?
私がおすすめする資格は、以下5つです。
- 日本化粧品検定
- ファイナンシャルプランナー
- 薬機法管理者資格
- キャリアカウンセラー
- SEO検定
これらの資格の内どれか1つでも取得しておくことで、仕事の受注率が上がり、より多くの仕事が依頼されるでしょう。
ではこの5つの資格について、順番に説明していきます。
日本化粧品検定
まずは、日本化粧品検定です。
日本化粧品検定とは、化粧品や美容に関する知識を幅広く身につけることができる検定
出題内容は、主にスキンケア・メイクアップの方法・化粧品の成分やそれに関わる法律などについて問われるものであり、20~30代の女性を中心に受験されています。
日本化粧品検定の資格を持ったWebライターは、化粧品やスキンケアの知識を記事としたライティングに非常に有利でしょう。
日本化粧品検定には1級~3級ありますが、唯一3級は受験料がかからずWeb上で受験が可能ですので、「ちょっと気になる」っと思ったのであれば、1度受験してみると良いでしょう。
ファイナンシャルプランナー
つづいて、ファイナンシャルプランナー(通称:FP)です。
ファイナンシャルプランナーとは、投資・税金・不動産そして保険などの知識を持つ、いわゆる’’お金の専門家’’
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていれば、金融や保険業界など幅広い分野の記事を執筆する際に役立つでしょう。
Webライターの仕事のなかでも、特に金融系の記事は非常に需要度が高く、ファイナンシャルプランナーの資格を持ったWebライターを探すクライアントも多いです。
しかしファイナンシャルプランナーの資格取得はなかなか難しく、合格するための勉強時間は3級でも150時間以上、2級なら300時間は必要と言われています。
またクライアントのなかには、ファイナンシャルプランナー資格2級以上を取得しているWebライターを探す者も多いです。
よって、金融系の記事に特化したWebライターになるための道のりは、決して短くはないと思っていた方が良いでしょう。
薬機法管理者資格
医療・美容系の記事に特化したWebライターを目指すなら、薬機法管理者資格の取得をおすすめします。
薬機法管理者資格とは、サプリメントなどの健康食品に関する薬機法の専門家として認められる資格
医療・美容系の記事を執筆する上で、’’薬機法’’を守らなければいけません。
この’’薬機法’’とは、医薬品や医療機器などの品質、有効性および安全性の確保に関する法律であり、誤った表現の仕方をすれば、課徴金や刑事罰として科せられることもあります。
薬機法管理者資格を取得するためには、まず薬機法有識者会議が運営する、’’薬機法管理者資格eラーニング講座’’というものを受講し、認定試験を受ける必要があります。
しかし薬機法管理者資格はさほど難しいものではなく、初めて受ける者でも3か月程度の勉強時間で合格できると言われていますので、気になれば受験してみると良いでしょう。
キャリアカウンセラー
つづいてキャリアカウンセラーです。
キャリアカウンセラーとは、転職・就職についての悩み、職場での人間関係などの悩みを持った相談者との対話を通じ、相談者にとって望ましいキャリアの選択を提供してあげる専門家
Webライターの仕事の中には、人材・就職・転職系の記事を執筆するものもあります。
このとき、キャリアカウンセラーの資格を取得しておけば、キャリアの専門家目線で執筆することができ、より説得のある記事が出来上がることでしょう。
SEO検定
最後は、SEO検定です。
Webライターとして、”SEOとはなにか?”は知っておいた方が良いでしょう。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンを通じて、自分のWebサイトが検索ランキング上位に表示されることであり、この対策を’’SEO対策”という
クライアントのなかには、’’SEOを意識して執筆してほしい’’とのお願いされることは多いです。
Webライターとして活動していく上で、最低限のSEO知識は身につけておかなければいけませんが、SEO検定を受けてさらに専門的な知識を身につけていた方が、クライアント側から信頼されやすくなります。
またSEO検定の勉強をしていると、SEOの知識だけでなく、ライティングの知識や技術も自然と備わってくるものです。
SEO検定の合格率はさほど低いものではありませんが、かつて合格率90パーセント前後だった頃と比べると次第に合格率は下がってきていますので、しっかりと勉強してSEOの知識を身につけることが、合格への近道だと言えるでしょう。
専門的な資格を持ったWebライターを目指そう
基本的にWebライターは、資格がなくてもできる仕事です。
しかしこの記事で紹介した資格、どれか1つでも取得しておくことで、より多くの仕事が受けられることは間違いありません。
専門的な資格を持ったWebライターになれるよう、頑張りましょう!