「就活に資格はいらない?」「就活に有利な資格ってあるの?」
そんなお悩みありませんか?
就活中、履歴書やエントリーシートに書くことが多い『資格』。少しでも就職を有利に進めたい就活生にとって、「どんな資格を取得しておけば良いか」は重大な関心事の1つです。
「将来のために1つでも多くの資格を取得したい」と考えている学生も多いでしょう。
しかし、実際のところは一生懸命資格を取得しても、就活で大して役立たなかったというケースも多いんです。
そこで今回は、就職活動に有利な資格とあまり意味のない資格についてお伝えします。
就活に資格はいらない?
「就活に資格はいるのか?いらないのか?」
現在、就職活動に励んでいる学生はもちろん、来年・再来年に就活を控えた学生にとって、就活の合否と資格の因果関係は気になるポイントです。
ズバリ言います。基本的に就活に資格は不要です。
医療関係の仕事や、小中高の教員、保育士など、① 業務を行う上で資格が必須な職業 や、② 応募条件にTOEIC650点以上など資格の取得が定められている場合 以外は、基本的に、就活の場において、資格が採用に直接影響するケースはほとんどありません。
企業側は、就活生(新卒生)を”入社後に育てる前提”で採用するため、就活試験時に資格を持っていなかったとしても、マイナスに働くことがないからです。
就活のために資格を取るメリット
但し、就活において資格が全く意味がないというわけではありません。
資格を持っていると、「真面目に勉強ができる人なんだ」という印象につながりますし、「希望する職種・業界への熱意」が感じられて、好印象に映ります。
英語・中国語などの『語学』や『プログラミングスキル』など、習得するのに時間がかかるものに関しては、あらかじめ知識があることが、就職に有利に働くこともしばしばです。
<就活のために資格を取るメリット>
・勤勉さ、実直さをアピールできる。
・業界に対する熱意・興味関心の高さをアピールできる。
・戦力になりやすい印象を与えられる。
・時間のある学生の内にスキルアップできる。
『資格』は、就活にとって“必要絶対条件“ではないものの、”無意味“という訳ではありません。資格によっては、就活に有利に働くことがあるので、「資格がない」と不安になる必要はないですが、資格を持っている人は「自分の頑張りは決して無駄ではない」と、自分に言ってあげて良いでしょう。
就活に有利な資格
資格の中には、就活に有利にはたらく可能性が高い資格と、あまり意味のない資格があります。
せっかくであれば、就活に有利な資格の取得を目指した方がお得ですよね!
あらかじめ、就活に有利な資格をチェックしてみましょう。
<就活に有利な資格>
・TOEIC® Listening & Reading Test
・中国語検定など語学関連の資格
・基本情報処理技術者(IT系)
・普通自動車免許
業界にもよりますが、語学関連の資格はグローバル化が進む昨今、多くの職場で歓迎されています。また、営業などの業務に必要になることが多い『普通自動車免許』は取得しておくと、就活に有利な資格です。
就活に意味のない資格
一方、下記は就活で思ったほど有利にならない資格です。
※ただ、思ったほど有利にならないというだけで、取得した資格が無意味という訳ではありません。勉強した知識・努力した経験は無駄にはならないので、余裕があればチャレンジしてみると良いでしょう。
<就活で思ったほど有利にならない資格>
・ファイナンシャルプランナー(FP)
・MOS(モス/Microsoft Office Specialist)
・カラーコーディネーター検定資格
・日商簿記
・秘書検定
・宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナーや、MOS、日商簿記などは、学生が取得すると良い資格として、度々おすすめされることが多い資格です。でも、それらの資格は「入社後に取得したり、現場で実践的なスキルを学べば十分な資格」であり、好印象にはなるものの、採用合否の決め手にはなりません。
勉強することは大事なことですが、就活に有利な資格はそう多くないので、資格に頼りすぎず、自分をPRできるようになるとベストでしょう。
就活に有利な資格はある。でも資格以外の要素が大事
先述のように、語学系の資格や運転免許などは、取得しておくと、就活を有利に進めることができる、メリットが多い資格です。
ただ、就活生(新卒生)に企業が求めるのは「既存のスキル」ではなく「将来性や伸びしろ」です。
仮に資格を1つも持っていなかったとしても、「入社後に教えたら大丈夫」と思ってもらえたら、内定を獲得することは十分に可能です。
ぜひ就活に有利な資格の取得は検討しつつも、資格に頼りすぎず、自分自身の魅力を磨くよう頑張ってください。
みなさんの就活がうまくいくことを願っています!