面接で逆質問しないと落ちる…。特にありませんはNG。
『面接』に関して、そんな話を聞いたことはありませんか?
就職やバイトの面接の”最後”に良く聞かれる「何か質問はありますか?」という問い。
うまく答えられなかった(逆質問を思いつかなかった)という経験をした人も多いのではないでしょうか。もしくは、いまこの瞬間に、「逆質問できなかったから落ちたも同然…」と、落ち込んでいる人もいるかもしれません。
面接での正しい行動や言動、合否基準って気になりますよね。
そこで今回は、”逆質問しないと落ちる”という噂は本当か?”特にありません”はNGなのか?を、人事担当者に聞いてみました。
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「逆質問しないと落ちる」は本当?
『結論』から言います。私の知り合いの人事担当者5名にアンケートしたところ、みんな口をそろえて「逆質問しない人は落とす」という決まりは無いし、「逆質問しなかったから」という理由で採用をやめたことは無いとの回答でした。
「逆質問しないと落ちる」とは限らない!
ちょっと、ホッとしますよね。
今回、回答してくれた5人のうち4人は、「逆質問しなかった人を採用したことがある」と答えていたので、面接でスムーズに逆質問できなかった人も安心してください。
ただ「特にありません」の心象は良くない…
ただ、逆質問をしないことが『不採用』に直結することは無いものの、やはり、「特にありません」という回答に対する心象は良くないと答えた人が100%(5人中5人)でした。
中には、「”特にありません“と言ったから落とした…というわけではないけれど、もう1人の候補者が最後に一生懸命質問していて、”この人の方がやる気ありそうだな”と思った。」「質問した人の方を採用した経験がある。」という回答をした人事担当者さんもいました。
やはり、「何か質問はありますか?」と聞かれたら、”何かしら質問をした方が良い“ということには変わりないんですね。
「特にありません」という回答は、できるだけ避ける。
面接で人事担当者が逆質問をする理由
面接で人事担当者が『逆質問』をするのには、おもに5つの理由があります。
<面接で人事担当者が逆質問する理由>
① “入社意欲”や”自社への関心度”を知るため。
② 認識に”齟齬”がないか確認するため。
③ “コミュニケーション能力”をチェックするため。
④ 応募者の”性格”を知りたい。
⑤ “自社のブランディング力”を確認したいため。
「⑤自社のブランディング力を確認〜」だけは、毛色が違い、自社の企業イメージ作りの課題を確認したいという意図ですが、それ以外は、”応募者のやる気や能力を判断するための項目“です。
もし、応募者が何も答えなければ、面接官は「あまり入社意欲がないのかな…」「質問力がないのかも…」とネガティブな印象を持つ可能性があります。
逆に、応募者が「1日の仕事の流れはどんな感じでしょうか?」「入社までに勉強しておいた方が良いことはありますか?」などと何かしら質問すれば、やる気のある人、コミュニケーション能力のある人という好印象を与えられるでしょう。
“終わり良ければ全て良し”という訳ではないですが、やはり最後の印象って大事ですよね。
ぜひ面接を受ける前に、逆質問の答え方を何パターンか用意しておいて、スムーズに質問できるようにしておきましょう。
面接で使える!逆質問例
『就活・転職 面接の基本マナーと内定率(採用率)を上げる7つのポイント』という記事でも触れましたが、下記のような質問例を頭に入れておくと、どんな業種・会社であっても咄嗟に対応できるのでおすすめです。
<逆質問に使える答え方例>
・入社するまでに準備しておいたほうがいいこと、勉強しておいたほうがいいことはありますか?
・御社が中途入社者(新卒者)の採用を決める上で、とくに重要視している点は何ですか?
・1日の仕事の流れは、どのような感じでしょうか?
・自分と同じように、未経験で入社して活躍している人はいますか?
・今○○の分野にも興味があるのですが、今後、自分が努力すれば、○○にも携わるチャンスはあるでしょうか?
・御社で活躍している人に、共通点はありますか?
・私と同世代の社員さんには、どのような方がいらっしゃいますか?
・(不便な所にある場合)通勤はみなさんどのようにされていらっしゃるのでしょうか?
・”ここをもっと強化したい”といったチームの課題はありますか?
など。
<補足>用意した逆質問を忘れてしまったら…
先述の通り、『面接での逆質問』は採用合格率(内定率)をアップさせるためにも、“特にありません”と答えるより”何かしら質問をした方が良い”です。
ただ、この記事を読んでいる人の中には、逆質問の例文を覚える自信がない人や、本番で緊張してしまい、覚えた内容をうまく口に出せなくなってしまう人もいると思います。
そんな時におすすめなのが、“今のところ”を付けるという回答方法です。
下記の2つの回答例を見てみてください。
「何か質問はありますか?」
→ ×「特にありません。」
○「今のところ、ありません。」
同じ内容の返答なのですが、質問は特にありませんという言葉の前に、「今のところ」を付けるだけで、印象が随分と変わりますよね!
「今のところ〜」と言われると、面接官としても、”きちんと考えた上で無いと言っている”、”今後、質問をする可能性はある=自社に関心がない・入社意欲が低い〜という訳ではない”と推察できるので、志願者に対する心象が良くなります。
丸暗記が苦手、あがり症で心配…という人は、ぜひ「困ったら”今のところ”を付ける」と覚えておきましょう!
逆質問をきちんと答えて、採用合格率(内定率)をアップしよう!
これまで見てきた通り、“逆質問をしないと落ちる“という決まりや法則はありません。
「面接でうまく答えられなかった…」
「質問内容を思いつかなかった…」と落ち込んでいる人は、安心してください。
でも、やはり逆質問では”特にありません“ではなく、何かしら質問をした方が好印象です。採用合格率(内定率)もアップしやすいです。
次に面接を受ける時は、上記の『逆質問例』などを参考に、「質問はありますか?」と聞かれた時に答えられる体制を整えて面接に望むようにしましょう。
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