2023年7月に登場した、新SNSアプリ『Threads(スレッズ)』。
日本人にはあまり馴染みのない英単語・綴りなので、「何と読めば良いか?」「ゼアーズ?スレッド?」などと戸惑っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Threadsの正式な読み方や、同じMeta社が運営するインスタグラムとのちがいについてお伝えします。
Threadsは何て読む?ゼアーズ?スレッド?
Threadsの正しい読み方は『スレッズ』です。
「ゼアーズ」「スレッド」などと間違えて読まれるケースがありますが、『スレッズ』が正式名称です。
『Threads』は、英語で “糸” や “ヒモ” という意味を持つ単語「thread(スレッド)」の複数形です。
Threadsの名前の由来は?
Threadsの元となった英単語『thread(スレッド)』は、SNSや、Web掲示板、Slackなどで「スレ」と略されて使われることもあるように、“会話の流れ・つながり” を表す単語として用いられる英単語です。
『Threads(スレッズ)』という名前の由来は、”会話が連なっていく場所(SNS)である” こと、”人と人とのコミュニケーション(つながり)が生まれる場所である” ことだと言われています。
Threadsとは?インスタグラムとのちがい
(出典:Threadsアプリ App Store)
Threads(スレッズ)とは、2023年7月6日に、インスタグラムやFacebookを運営するMeta社がリリースした、”テキスト特化型のSNSアプリ” です。
「テキスト型コミュニケーションツール」と発表されたので、テキストのみを投稿するイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実際は画像や動画も投稿でき、テキスト以外でのコミュニケーションも楽しめるようになっています。
同じくテキストに特化したSNSである『X(twitter)』に近いイメージです。
Theradsとインスタグラムの比較表
Meta社が以前から運営している「インスタグラム(Instagram)と何がちがうの?」と疑問に思う人もいますよね。
Threads(スレッズ)は、現時点では、「アカウント登録にInstagramアカウントの連携が必須」になっていて、Threads と Instagram は “切りたくても切れない縁” で繋がっています。
実際、操作方法や画面のデザインなど、Threads(スレッズ)は、インスタグラムに似ている点もあります。
ただ、インスタグラムが画像や動画の共有をメインとしていて、テキストのみでのコミュニケーションがしづらく、気軽に思ったこと・今見たことを発信しづらいのに対し、Threadsは短文でも投稿できて、拡散機能もあるので、“より幅広い内容の投稿” を “多くの人に発信” することができるなどのちがいがあります。
<ThreadsとInstagramのちがい・比較表>
Threads(スレッズ) | Instagram(インスタグラム) | |
投稿の形式 | テキスト中心 | 画像・動画が中心 |
投稿へのハードル | 思ったことをすぐ短文で投稿可 (リアルタイム性が高い) | 画像や動画を用意したり、見栄え良く編集したり手間がかかる |
投稿の拡散力 | フォロワー以外にもどんどん拡散可能 (リツイートと同義の「再投稿機能」がある) | フォロワー以外の人に投稿を拡散しづらい (ストーリーズのシェア機能・リール・おすすめ投稿機能はあるものの限定的) |
外部への誘導 | 投稿内にリンク貼り付けOK | 外部サイトへ誘導しづらい (ストーリーズにはリンク設置できるものの、投稿文にURLを記載しても、直リンクにならない) |
上記のように、これまで「Instagramでは発信しづらかった内容も、Threadsでは投稿しやすい」など、両者には “ちがい”があるので、運営元は一緒でも、Threads(スレッズ)とインスタグラムは雰囲気・傾向のちがったSNSへと成長中です。
現在はまだThreads(スレッズ)に、#ハッシュタグ や キーワードでの検索機能がないのですが、今後の追加が予想されていて、X(Twitter)のようにリアルタイムでの情報収集が可能になると、よりThreadsとInstagramのちがいは明確になると考えられます。
人によって相性の良いSNSは異なるので、「インスタは苦手だった…」という人も、Threads(スレッズ)の利用を一度検討してみると良いでしょう。
Threadsは現在も進化中のSNSアプリ
(出典:FashionPress 公式Threadsアカウント)
このように、まだ読み方や仕様・特徴が定着していない『Threads(スレッズ)』ですが、リリース以降、どんどん新機能が追加されている、いま注目の新SNSアプリです。
アカウント作成時にInstagramアカウントとの連携が必須など、いくつか注意点はあるのですが、無料ではじめられて、メールアドレスがあればだれでも登録できるので、気になった人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
「いきなりアカウント作るのは抵抗がある…」という人は、WebからTheradsの投稿を閲覧する方法もあるので、事前にThreadsの雰囲気を確認してみてください。