ワーケーションをはじめてみたいものの、どうやって目的地や宿泊先を選んだら良いか悩んでいませんか?
楽しい!仕事がはかどる!気分転換になる!
など、ポジティブなイメージが多いワーケーション。
でも実際は、目的地や宿泊先の選び方、持ち物などの事前準備、旅先での行動次第で、思ったほど仕事が進まない…など、有意義な時間にならないケースも多いんです。
そこで今回は、1〜2ヶ月に1回、ワーケーションを取り入れている私が、数々の失敗と成功経験をもとに、ワーケーションを成功させる7つのコツをお伝えします。
ワーケーションとは?
ワーケーションとは、『ワーク(work)』と『バケーション(vacation)』を組み合わせた造語で、観光地や帰省先で休暇を取りつつリモートワークを行うことを指します。
ワーケーションのメリット
『ワーケーション』は、企業が従業員に対する福利厚生の一種として採用するケースもありますが、リフレッシュしながら仕事ができることで、仕事の効率が上がったり、モチベーションの向上に役立ったりと良い影響があるので、自主的にワーケーションを取り入れる人も多いです。
<ワーケーションのメリット>
・気分転換や仕事に対するモチベーションの向上につながる。
・従業員の満足度向上につながる。
・長期休暇が取得しやすい。
・普段と違う場所で作業することで、仕事の効率UPにつながる。
・新たな発見や新しいアイディアが生まれやすい。
会社のメンバーと一緒に合宿形式でワーケーションを行うケースもあり、旅先でメンバーの意外な一面に気づくなど、コミュニケーションを活発化させるきっかけとしても重宝されています。
ワーケーションの失敗例
メリットの多いワーケーションですが、下記のような失敗例もあります。ワーケーションを成功させるには、ポイントを抑えて行動することが大切です!
<ワーケーションの失敗例>
✔︎ 旅先への移動で疲れて、仕事をする気力がなくなった。
✔︎ 宿泊先のWi-Fiが遅くて、仕事が進まなかった。
✔︎ 気が緩みすぎて、仕事をせずに終わってしまった。
✔︎ 必要な機材、書類等を忘れて、仕事にならなかった。
✔︎ 仕事を詰めすぎて、自宅や職場で作業するのとほとんど変わらなかった。
1回目のワーケーションで感動する経験をする人がいる一方、「ワーケーションに慣れるまで、なかなか上手く行かなかった…」という人もいるので、上手くいくポイントを押さえて実施するようにしましょう!
ワーケーションを成功させる7つのコツ
では、ここから具体的に、ワーケーションを成功させる7つのコツをお伝えしますね。
1. 目的地選びは慎重に。初心者はワーケーションプランが吉。
ワーケーションの成功させるコツトの1つ目は、”目的地選びを慎重にする” です。
ワーケーションを検討している人の中には、すでに行きたい目的地が決まっている人もいると思いますが、『目的地』はワーケーションの成功を左右する重要なポイントです。
とくに重要なのが、”移動時間” で、3泊以下の短期滞在の場合、移動に1日かかる目的地を選んでしまうと、ワーケーションのほとんどが移動で終わってしまいます。
私自身、いちばん最初のワーケーションで、2泊3日の予定にも関わらず、遠くの目的地を選びすぎ、移動に疲れてしまって、ワーケーション先でも、帰宅後もほぼ寝てしまう…という失敗をしました。
有意義なワーケーションにするには、ほどよくリフレッシュしたり、集中して仕事をしたりする時間は欠かせません。
宿泊日数(移動時間)を考慮した、目的地を選ぶようにしましょう。
もし、はじめてのワーケーションで心配であれば、ホテルや自治体が行っている『ワーケーションプラン』を使うのもおすすめです。
ワーケーションがしやすい環境を考慮して、あらかじめ作業場(会議室など)を押さえてくれているケースも少なくなく、快適にワーケーションを楽しむことができます。
自治体の場合、助成金や補助金を出している所もあるので、「自分が行きたい県+ワーケーション+助成金」などで検索してみてください。(例:「広島県 ワーケーション 助成金」)
たとえば、広島県 福山市では、ワーケーション経費補助制度があり、条件を満たせば申請することができます。チェックしてみましょう。
2. 宿泊先で大事なのは、Wi-Fi環境とラウンジとコンビニ。
ワーケーションを成功させるコツの2つ目は、”Wi-Fi環境と作業スペース、コンビニ有無に注意する” です。
「せっかくワーケーションをするなら、自然豊かな場所に行きたい」と思う人も多いですよね。
でも、地方に行くときは、『Wi-Fi』『作業スペース』『コンビニ』の3つは要注意です。
ワーケーションの目的は “リフレッシュ” や “気分転換” であると同時に、”仕事をすること” でもあります。
ただ、自然豊かな場所に行くほど、「Wi-Fi電波が弱くて、PC仕事が全く進まない」というトラブルが発生しがちなので、注意が必要です。
私自身、箱根の山に囲まれたホテルに宿泊したところ、館内Wi-Fiが “7Mbps” 以下で、山間のせいか、スマホのテザリングも頻繁に途切れ、全く仕事が進まずに途方にくれる…といた失敗をしたことがありました。
ワーケーションで宿泊先を選ぶときは、あらかじめ、宿泊先や作業をする予定の場所が、仕事をするのに十分なWi-Fi環境になっているか確認するようにしましょう。
また、ワーケーションをする上で、“作業をどこでするか” をあらかじめイメージしておくことが大切です。
「宿泊先の部屋でやれば良い」と思うかもしれませんが、実際に宿泊先の部屋に着いて、”電気が暗い・エアコンが弱い” など、予想外に仕事を進めづらい部屋だったというケースは少なくありません。
滞在先を選ぶときは、部屋で集中できなかったときに備えて、作業スペースとして使えそうな “ラウンジ” や “電源完備のカフェ” 、 “1日利用(ドロップイン)可能なコワーキングスペース” があるかを確認しておくようにしましょう。
そして、絶対必須というわけではないものの、あった方が便利なのが『コンビニ』です。
仕事をしていて、急に書類のスキャンやコピー、印刷、FAXが必要になったり、Web会議用のイヤホンマイクなど、忘れ物を購入したくなったりしたときに、近所にコンビニがないと、すごくストレスになることがあります。
私自身、ワーケーション慣れしていない時に、コンビニまで車で30分、タクシーが来るのに40分以上かかる海沿いのホテルに宿泊。急遽、書類をプリントして捺印、郵送しないといけない事態が発生し、「こんなはずじゃなかった…」と頭を抱えたことがありました。
ワーケーションを成功させる上で、”ストレスをいかに減らせるか” は重要なポイントです。慣れるまでは、コンビニが徒歩圏内にあるかを確認しておくと安心でしょう。
3. 朝食付きプランで仕事効率UP。
ワーケーションを成功させるコツの3つ目は、”朝食付きプランにする” です。
「日ごろ朝食を食べない」という人もいるかもしれませんが、ワーケーションのときは、ぜひ『朝食付きプラン』を選んでみてください。
ワーケーションを成功させる上で、”1日をどれだけ有効に使えるか” は大事なポイントです。
ホテルや旅館の朝食は、だいたい朝6時〜9時までなど時間が決まっているので、『早起き』をする動機付けになり、1日のはじまりをおいしい食事とともにスタートできると、その日の仕事が効率的に進む傾向があります。
朝が苦手でも、旅先では早起きできたりすることってありますよね。
ぜひ、ワーケーションの特権を活かして、朝から仕事をサクサク進め、早めに仕事を切り上げて観光を楽しんだり…と、時間の有効活用をしましょう!
4. 移動はストレスフリーが原則。荷物はキャリーケース。
ワーケーションを成功させるコツの4つ目は、”荷物はキャリーケースで運ぶ” です。
1泊2日の場合は、そこまで荷物が多くないかもしれませんが、2泊以上の場合、なんだかんだと荷物を詰めていると、荷物量が増えてしまうことがあります。
ワーケーションでは、滞在先で観光だけでなく仕事もします。
仕事を進める上で大敵なのは…、なんといっても『肩こり』です。
「軽いから大丈夫〜」と思って、リュックやボストンバックに入れていると、移動中に肩がこってしまうことがあります。
ホテルなど、滞在先に着いたらベストコンディションで仕事や観光ができるように、肩こり防止のため、スカスカでも『キャリーケース』を活用するようにしましょう。
5. 延泊できるよう、着替えは多めに持参。
ワーケーションを成功させるコツの5つ目は、”延泊できるように着替えは多めに持参する” です。
ワーケーションは、『自由さ』と『フットワークの軽さ』をプラスすると、ワンランク上の体験、充実感を得ることができます。
ワーケーションあるあるなのですが、帰宅の時になって「あともう少し滞在したかったな…」と感じることがあります。
「あと1日あったら、もっと観光できたかも」という時もあれば、意外と仕事が進まなかった罪悪感で、「あと1日がんばりたい」と思う時もあります。
“帰らないといけない予定が決まっている時” 以外は、延泊できるように、1日分多めに着替えを持って行くと良いでしょう。
「いざとなったら延泊も」という選択肢を持っていれば、その日の気分に合わせて行動でき、後悔のない旅になるので、グッと素敵な経験にすることができます。
6. 温泉で日頃の疲れを癒すとベスト。
ワーケーションを成功させるコツの6つ目は、”温泉で日頃の疲れを癒す” です。
ワーケーションというと、仕事にプラスして『観光』をするイメージの人も多いかもしれませんが、通常の旅行と違うので、気乗りしないときは、無理して観光をする必要はありません。
仕事を進めたいときは、滞在先のホテルで缶詰になるのも良いですし、ただただのんびり、近隣を散歩するなどでもOK。楽しみ方は自由自在です。
でも、せっかくなので、”日頃の疲れを癒すリフレッシュ時間を作る” と、ワーケーションの満足度が上がります。
おすすめなのが『温泉』です。
温泉であれば、早朝から夜まで空いている所も多いので、仮に仕事が忙しくても、朝や夜のすきま時間に時間を作って行くことができて、「ワーケーションに来たのに、何もできなかった…」というストレスが溜まりにくくなります。
私自身、観光する気満々で日光に行ったら、仕事の急な対応で1日ホテルに缶詰になり、夜こっそり入れた温泉に「まぁ良いか♪」とほっこりしたことがありました。
また、温泉に入ることで、血行が良くなったり、癒されたり、旅行気分が味わえたり…と、仕事や帰宅後の生活に好影響が期待できます。
ぜひ、ワーケーションのルーティーンに “温泉に入る” の追加を検討してみてください。
7. 観光と仕事のバランスを考えて行動。
ワーケーションを成功させるコツ、さいごの7つ目は、”観光と仕事のバランスを考えて行動する” です。
会社など、団体でワーケーションをする時にありがちなのですが、観光プランを詰め込みすぎて、仕事時間に、みんな睡魔に襲われ、ワーケーションが単なる社員旅行になったという事例も多数あります。
飲み会などがあれば尚更、二日酔いの人が続出して…ということもしばしばです。
せっかくであれば、仕事時間も充実できると、なお良いですよね。
ワーケーションを充実した時間にする上で、『観光(お楽しみ事項)』と『仕事』とのバランスを考えて行動することは、とても大切なポイントです。
① 観光で疲労感を蓄積しないよう、予定を詰め込み過ぎないようにしたり、② 気分に応じてレジャー時間にするか、仕事時間にするか決められる『自由時間』を作るようにしたりするようにするのがおすすめです。
ワーケーションは、日常から離れて、リフレッシュできる貴重な機会です。
ポイントに注意しながら、すてきな時間を実現させましょう!
ワーケーションはポイントを押さえておけば、最高の時間になる!
これまで見てきたように、ワーケーションはポイントを押さえて実施すれば、かけがえのない時間を過ごすことができます。
ぜひ7つのコツを押さえつつ旅に出て、自分に合うワーケーション先やワーケーションの仕方を見つけてみてください。
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