友だちや知人から自己啓発セミナーに誘われたけれど、どうやって断っていいかわからない…。
そんなお悩みはありませんか?
親しい人から、突然、怪しげなセミナーや高額なセミナーに誘われたとき、断ることで相手を不快に思わせてしまわないかなど、対応に迷いますよね。
誘ってきた人が、上司など目上の人やママ友など、簡単には関係性を切れない人だとなおさらです。
そこでこの記事では、過去、取引先の方から洗脳系の自己啓発セミナーに誘われて困った経験のある私が、同じような経験をしたことがある人たちからも話を聞いてわかった、自己啓発セミナーの3つの効果的な断り方についてお伝えします。

自己啓発セミナーのダメな断り方<NG例>
自己啓発セミナーに誘われたときの断り方として、多くの人がやってしまいがちなのが、下記のような断り方です。
・お金がない
・時間がない
・忙しい
・興味がない
・また今度
どれも思わず、ついつい言ってしまいそうな断り方ですよね。
でも、上記のような回答だと、
「お金がないなら、初回だけ無料にしてもらえるから大丈夫だよ」
「忙しいなら、また来月誘うね」
「興味がないのは、よくこのセミナーの価値を知らないからで、すごく良いセミナーなんだよ」
「落ち着いたらまた声かけてみるね!」
などと、その場の勧誘は終わったとしても、また次に会う時などに、もう一度誘っていい雰囲気になってしまいます。
自己啓発セミナーに誘ってくる友人・知人は、主催者に心酔していたり、仲間を連れてくることで、金銭的なメリットを得られたり、会の中での立場が向上したりなど、何かしらの利益を得ているケースが大半です。
誘われたときの最初の対応次第では、「タイミングが合わなかっただけで、またおすすめして良い人」という印象を持ち、何度も何度も勧誘してくる可能性があります。
その場をやり過ごすだけの断り方になるのは、非常に危険です。
簡単に関係性を切れない相手であればあるほど、最初の断り方が肝心なので、注意しましょう。

自己啓発セミナーの効果的な3つの断り方

では、具体的に、自己啓発セミナーに誘われたときの効果的な断り方を3つお伝えします。
方法1. 絶対にイヤだと伝える
自己啓発セミナーに誘われたときの効果的な断り方の1つ目は、”絶対にイヤだ” と、ハッキリ伝えるです。
先述の通り、セミナーに勧誘してくる人は、悪気なく、セミナーが良いものだと心から思って勧誘してくる人が多いです。
「いいものだから、みんなに知ってほしい」
「私はこのセミナーで人生が変わったから、成功体験を共有したい」
という心理になるんですね。
相手に悪気がない分、曖昧な返答をしていると、あなたのために…と、何度も話を持ちかけてくる可能性があります。
「こんなセミナーがあるんだけど、一緒に行かない?」と誘われたら、
「あー、自己啓発系は苦手で、ごめんね」
「私はセミナーとか合わないタイプなので無理ですね。すみません」
「私は自分で答えを見つけた方がうまく行くタイプなので、セミナーは遠慮しときます」
など、「あなたには良かったかもしれないけれど “私には合わない”」という姿勢を明確にして、ハッキリ嫌だ・NOと伝えましょう。
「そんなの言えたら苦労しないよ…」と思うかもしれません。
でも、セミナーを断ったくらいであなたを嫌う人なら、ほかの些細なことでも嫌われる可能性があると思いませんか?
ほかのことで因縁をつけられるなら、”セミナーを断ったことで関係性が悪化した” という結末にしておいた方が、第三者からの共感・理解も得られやすいですし、いつかその人がセミナーの洗脳から外れたときに、仲の良い関係性に戻れる可能性もあります。
勇気を持って、ハッキリ嫌だと伝えましょう。

方法2.「もっとおすすめなもの」を勧める

自己啓発セミナーに誘われたときの効果的な断り方の2つ目は、”もっとおすすめなものを勧める” です。
え、誘われたのに、誘い返すんですか…?
と、ビックリするかもしれませんが、自己啓発セミナーにハマる人の特徴として、”誰かに道を示してもらいたいタイプ” や “変わりたい・成長したいという意欲が強いタイプ” が多い傾向があります。
そのため、セミナーの勧誘がはじまったら、「それも良さそうだけど、もっとおすすめなのはね…」と、自分のおすすめの話をすると、意外とセミナーの話をやめて、こちらの話を聞いてくれたりするんです。
場合によっては、そのまま、こちらのおすすめを取り入れてくれて、怪しげなセミナーへの参加・勧誘をやめてくれる人もいるので、ハッキリ嫌だと伝えたのに、勧誘をやめない人には、思い切って誘い返してみましょう。
誘い返すと言っても、ほかにおすすめして良いセミナーを知らないので…
と思った人は、安心してください。
誘い返すのは、必ずしも、セミナーや勉強会でなくてOKです。
あなたの趣味や癒し、たとえば、キャンプ・釣り・ドライブ・旅行・推し活・マンガ…など、なんでも良いです。
「セミナーに行くのも良い経験になるかもしれないけど、キャンプに行くと、心も身体もリフレッシュされて、本当に仕事の効率が上がるんだよ!」
などと、いかに素晴らしい体験ができるかを熱く語れば、相手が「この人には何を言っても無理だろう…」とあきらめてくれます。
相手が困った表情をしていても、それに気づいていないフリをして、自分のおすすめをマシンガントークしていきましょう。

方法3.「幸せアピール」をする

自己啓発セミナーに誘われたときの効果的な断り方、さいごの3つ目は、”幸せアピールをする” です。
自己啓発セミナーに誘ってくる人は、なぜか、「相手が自分より困っていそう」「セミナーに参加したらもっと良くなれるのに」と思い込んで、勧誘してくる人が多いです。
そんな余計なお節介をシャットアウトし、付け入る隙を与えないためには “幸せアピール” をするのが効果的です。
もしかしたら、相手に日々のちょっとした愚痴を聞いてもらっていたり、悩みを相談していたりしたかもしれません。
でも、相手がセミナーの勧誘をはじめたら、”180度方向転換” をしてください。
「でも、やっぱり、よく考えると私は幸せだよね」
「ただ、〇〇さんが今度話を聞いてくれて解決してくれそうだから、なんとかなると思う。ありがとう!」
などと、マイナスな話は強制的に終了して、“好調だから、セミナーに参加する必要はない” という姿勢を見せましょう。
現状に満足している人に対して、自己啓発セミナーを強引に勧めるのはむずかしいので、勧誘のターゲットから外れやすくなります。

自己啓発セミナーの勧誘には要注意を!
このように、自己啓発セミナーに誘われた時は、曖昧な回答を控え、相手が勧誘しづらい雰囲気を作ることが大切です。
流されるまま参加してしまうと、集団に取り囲まれて高額な教材を購入させられるなど、実被害にあったり、気づいたら自分も洗脳されて、ほかの誰かを誘う側の人間になっているケースも少なくありません。
話を聞けば聞くほど、断りづらくなるので、注意して行動しましょう!
