自己啓発セミナーにハマった友達がしきりに勧誘してくる。
仲が良かった友達・知人が、セミナーに洗脳されて様子がおかしく心配…。
そんなお悩みありませんか?
「自分は怪しいセミナーとは縁が遠い人間だ!」と思っていても、急に友達からセミナー参加の勧誘を受けたり、家族や知人からセミナーの主催者やスタッフを紹介され、入会を勧誘された…というケースは、少なくありません。
じつは、私自身、数ヶ月前、取引先の人に「人生が変わったセミナーがある」と紹介されて行ったところ、新受講生を、2倍以上のスタッフ・卒業生が取り囲んで、怪しいワークをするという不可解な自己啓発セミナーで、ショックを受ける経験をしました。
そこで今回は、マイナスの影響を受けないために、自己啓発セミナーにハマった友達と距離を置いた方が良い5つの理由を紹介します。
自己啓発セミナーにハマった人を助けよう、目を覚まさせようと、深入りするのは危険
友達が自己啓発セミナーにハマって、人が変わったようになってしまった時、とくに仲が良いほど、「なんとかしてあげたい」と思いますよね。
でも、かんたんに助けよう、目を覚まさせようと深入りするのは危険です。
怪しいセミナーの主催者は、人の扱いに慣れているので、① 気づいたら自分も信者になっていたり、② 友達を助けようとやり取りを続けることで、時間やメンタルを削られて、自分自身が調子を崩したり…といった残念な結果になることも、少なくありません。
自己啓発セミナーにハマった友達への対応は、
・深入りせずに、距離を置き
・いつか友達が自分で洗脳に気づいた時に、力になってあげる
ようにすることがおすすめです。
1. かんたんに洗脳は解けない
自己啓発セミナーにハマった友達と距離を置いた方が良い理由は複数ありますが、そもそも「かんたんに洗脳は解けない」ということが前提としてあります。
「自分は彼(彼女)のいちばんの親友」
「幼稚園からの付き合い」
など、自己啓発セミナーにハマる前の関係性から、「友達の目を覚まさせられるのは自分だけ」「自分がなんとかしてあげなくては!」と思いがちですが、セミナー主催者はプロなので、マインドコントロールの方法や、怪しむ人の取り込み方、あしらい方などを熟知しています。
結果、一度ハマってしまった人の洗脳を解くことは、非常にむずかしいのです。
周囲が、「友達を勧誘してこいって言われるの、おかしくない?」「そんなに大金を払って大丈夫?」など真剣に心配しても、本人はおかしいことに気づけません。
むしろ「やめた方がいい」「騙されている」「怪しい」などと言われれば言われるほど、頑なに自分の考えを変えられなくなるので、適度に距離を置いて、深入りしないようにしましょう。
2. 自分も洗脳される可能性がある
自己啓発セミナーにハマった友達と距離を置いた方が良い理由の2つ目は、「自分も洗脳される可能性がある」という点です。
え?自分なら大丈夫。洗脳なんてされない。
と思うかもしれませんが、相手もプロです。
100%怪しんでいる人、乗り気じゃない人に対するアプローチ方法も熟知しています。
「ミイラ取りがミイラになる」のは決して珍しいケースではないので、注意しましょう。
3. 説得するほど悪者になる
自己啓発セミナーにハマった友達と距離を置いた方が良い理由の3つ目は、「説得するほど悪者になる」という点です。
セミナー以外の例で考えてみても、自分が良いと思うものを全力否定されたら、「なんでこの良さがわからないんだろう?」「私が良いって言ってるのにひどい…」と、否定する相手に不信感を覚えますよね。
悲しい話ではありますが、友達を心配して説得するほど、友達との関係が悪化し、最終的には攻撃される可能性もあります。
何回か話して、それでも友達が納得しない場合は、距離を置くようにしましょう。
4. 主催者・信奉者から嫌がらせされる可能性がある
自己啓発セミナーにハマった友達と距離を置いた方が良い理由の4つ目は、「主催者・信奉者から嫌がらせされる可能性がある」という点です。
セミナー主催者にとって、せっかく主催者の考え方に染まった人の洗脳状態を解くようなアドバイス・意見をする人は邪魔な存在です。
結果、友達のことを思って助言しているだけにも関わらず、「あの人はあなたのことをわかっていない」「この考えが理解できない可哀想な人だ」などと友達に吹き込み、間違った助言をしているように印象操作をします。
エスカレートすると、主催者・信奉者から集団で嫌がらせなどの攻撃対象になる可能性もあるので注意が必要です。
できるだけ距離を取り、深く関わらないようにするのが安全です。
5. 時間とメンタル、労力を削られる
自己啓発セミナーにハマった友達と距離を置いた方が良い理由のさいごの5つ目であり、最も強調したいのは、「時間とメンタル、労力を削られる」という点です。
洗脳・マインドコントロールは、かんたんに解くことができません。
なんとかして目を覚まさせようとすると、ものすごい時間とメンタル、労力を削られます。
友達のことが大事なのはもちろんですが、自分へのダメージや負担も非常に大きく、真剣に関われば関わるほど、時間もメンタルも消費されていきます。セミナーの勧誘を断るのだけでも、ストレスになることはしばしばです。
自分自身が精神的・体力的に苦しくならないよう、自己啓発セミナーにハマった友達とは、ある程度距離を置き、セミナーの話題は好きではないことなどを告げ、巻き込まれないように注意しましょう。
適度な距離をとって、できるだけ深入りしないようにしよう
これまで見てきた通り、自己啓発セミナーにハマった友達と深く関わり、やめるよう説得しようとしたりすると、いろんな弊害を生むケースがあります。
セミナーの内容や、主催者の良し悪しによって状況は変わりますが、真剣に関わるほど、傷が大きくなるケースも多いので、適度な距離をとって、できるだけ深入りしないようにするのがおすすめです。