メンヘラな上司とのうまい付き合い方はある?
情緒不安定な上司の対処法は?
そんなお悩みありませんか?
上司がメンヘラ・情緒不安定だと、上司の機嫌や感情次第で仕事の進み方や決定事項が変わったり、業務以外のストレスが溜まってつらいですよね…。
私自身、感情に左右されまくる上司・取引先とのお仕事に振り回されて、仕事のパフォーマンスやモチベーションが下がったり、必要以上に相手の “気持ち” を気にしないといけなくなって、疲弊した時期がありました。
本当は大好きな仕事内容・職場環境であったとしても、情緒不安定な上役の下で働くと、自分でも気づかないうちに、精神的・肉体的疲労感を蓄積することになります。
そこで今回は、メンヘラ上司とのうまい付き合い方や5つの対処法についてお伝えします。
結論:メンヘラな上司とは距離を置くのがいちばん
結論から言います。
メンヘラ・情緒不安定な上司とは、”できるだけ距離を置く” のがいちばんです。
じつは私自身、メンヘラ・情緒不安定な上司・取引先とうまく付き合う方法はないか、色んな方法を試しました。
「相手が不安・不快に思うポイントを見つけて対処しよう」とか、「後でひっくり返される前に、早めに気持ちを聞いてあげよう」、「できるだけ機嫌良く過ごしてもらえるように、おだてておこう…」などなど、実際にうまく行ったケースもあります。
でも、結局、Aでうまく行ったと思ったら、次はBで不安・不満を言われたり、私に対しては柔和になったものの、配慮してくれないほかの人に対してストレスを溜めて、結果同じようにイライラや不安を抱えたり…と、本質的に改善することは難しかったです。
付き合い方や効果的な対処法を見つけることで、関係が改善したり、人が変わったようにスムーズに仕事をさせてもらえるようになったりする可能性はゼロではありません。
ただ、メンヘラ・情緒不安定な上司・取引先と付き合っていると、気にしなくては良いことにまで気を使ったり、無力感を味わったり、相手の話を聞く時間をとられたり、修正ややり直し作業に体力を使ったりと、時間・労力・メンタルを大きく削がれます。
最終的に、自分も引っ張られて、だんだんメンタルが情緒不安定になっていくケースもあるので、注意が必要です。
もし、メンヘラ・情緒不安定な上司・取引先に当たったら、転職・異動・配置換え・取引停止など、基本的には “深く関わらない方法を探す” “距離を置く” のがおすすすめです。
…とはいえ、事情があって、逃れられないケースもありますよね。そこで、下記に メンヘラ上司とのうまい付き合い方・5つの対処法をお伝えします。
対処法1. 否定・批判をせず、「共感」を心がける
メンヘラ上司とのうまい付き合い方・5つの対処法の1つ目は、“否定・批判をせず、「共感」を心がける” です。
情緒不安定な上司の中には、突然怒り出したり、声を荒げたりする人、強い口調で責め立てる人など、”当たりが強い人” もいるかもしれませんが、 強く見せている人ほど、内心では不安や恐れを感じている場合が多いです。
真っ向から否定・批判をされると、意固地になってしまうケースもあるので、一旦「これは、〇〇だから××で進めたいということで、認識あってますか?」など、相手の気持ちを理解していることを強調すると良いでしょう。
理不尽な要求・指示に共感することは難しいですが、上司の立場・思考パターンから考えて共感できるポイントを探し、「ここは私もそう思います。でもこの件に関しては〜」など、“共感をワンクッション” 置くようにすると、聞く耳を持ってもらえるケースもあるので、試してみましょう。
対処法2. 2人きりにならない
メンヘラ上司とのうまい付き合い方・5つの対処法の2つ目は、“2人きりにならない” です。
情緒不安定な上司は、その日の気分・感情によって “言っていることがコロコロ変わる” ケースが多いです。
「え、昨日はああしようと言っていたのに…」「先週まではあの子を気に入っていたのに…」などと不可解に感じるほど、ちょっとしたことで、気持ちが移ろいでいくことは少なくありません。
振り回されないためにも、できるだけ “第三者の証人を得られる環境” で仕事を進めるように心がけましょう。
対処法3. 甘いもの、落ち着く飲み物を渡す
メンヘラ上司とのうまい付き合い方・5つの対処法の3つ目は、“甘いもの、落ち着く飲み物を渡す” です。
「え、そんなことで変わるの…?」と思うかもしれないですが、空腹の時に、いつもよりイライラしてしまうことはありませんか?
情緒不安定な時は、ホルモンバランスが乱れていたり、空腹で血糖値が下がっていたりする場合があります。
全員に効果的というわけではないのですが、心がリラックスできるような食べ物、飲み物を渡すようにすると、「少し感情をぶつけられる回数が減った…」「なんとなく、穏やかになった気がする」という事例もあるので、様子見しながら試してみると良いでしょう。
※ なお、ダイエット中に食べ物を渡すと、余計に怒られるケースもあるので、注意しましょう。
リラックスできる食べ物・飲み物については、下記記事にまとめているので、参考にしてみてください。
対処法4. 仕事以外の夢中になれることを見つける
メンヘラ上司とのうまい付き合い方・5つの対処法の4つ目は、“仕事以外の夢中になれることを見つける” です。
「情緒不安定な上司・取引先とのうまい付き合い方」=「相手を変える方法・相手とのやり取りが楽になる方法」があるのでは…と思いがちですが、多くの場合、上司・取引先が感情に流されやすく、情緒不安定なのは今日に始まったことではありません。
人の性格や性質は、ちょっとした本人の気づきや経験で変わることもあるものの、周りの働きかけや努力で人を変えていくのは、非常に長い時間と労力がかかります。
情緒不安定な上司・取引先と付き合っていると、どうしても「なんで上手くいかないんだろう」「もっとスムーズにいくはずなのに…」というような、理不尽な気持ち、ストレスを抱えやすくなります。
自分がストレスや疲労で壊れてしまう前に、仕事以外の場所(副業・複業・趣味・ボランティアなど)で、充実できる時間を増やしておきましょう。
不思議と仕事以外の場面で充実していたり、夢中になれることがあったりすると、面倒だと思っていた上司・取引先のことが気にならなくなってくるので、おすすめです。
対処法5. 上司より立場が上の人や人事、同僚、社内メンターに相談する
メンヘラ上司とのうまい付き合い方・5つの対処法、さいごの5つ目で、最も大事な対処法が “上司より立場が上の人や人事、同僚、社内メンターに相談する” です。
部下の立場では上司の人事権がないので、配置換えをすることはできません。でも、上司より上の立場の上役 や 人事担当者 に相談することで、別の部署に移動できたり、場合によっては、上司を異動してもらえる可能性があります。
会社側も情緒不安定な上司の態度・傾向を把握していることが多いのですが、メンヘラな上司の立ち振る舞いが上手い場合、いきなり相談しても「君の忍耐が足りないのでは?」などと理解してもらえないこともあります。
違和感を感じた出来事などを記載した “メモ” や、感情的なメール・LINEのやり取り、一部始終を見ていた証人など “証拠” があった方が、状況を早く理解してもらえるケースもあるので、心配な場合は、メモや証拠を用意してから相談すると良いでしょう。
なお、上司より立場の上の上役や人事担当者に相談しにくい場合は、同僚や別部署の同期、社内メンターなどに相談するのもおすすめです。
直接的な人事権はなくても、力になってくれることがあります。
大事なのは、”1人で抱え込まないこと” !
1人で考えていると、「自分が悪いのではないか」「自分に能力がないから、怒られるのではないか」とマイナス思考になったり、平気なようである時ガクッと仕事に身が入らなくなったり、職場に行けなくなったりすることもあるので、注意しましょう。
誰かに話すだけでも楽になることがあるので、職場に理解者を得られそうになければ、家族でも、友達でも、カウンセラーなど専門家の人でも、誰でも良いので、吐き出すようにしましょう。
メンヘラ上司との関係に悩んだら…
情緒不安定な上司や取引先との付き合い方に悩んだら、早めに “距離を置く” ようにしましょう。
本当に好きな仕事内容であったとしても、一緒に働く人との相性が悪いことで、仕事が嫌いになったり、働く意欲が削がれてしまうことがあります。
ストレスや疲労は、自分の知らないところで蓄積されていくので、自分を守ることを第一に心がけていきましょう!