転職面接で太っていると不利って本当?
太っている方が有利な職場はある?
“体型” は、人に与える第一印象を左右するポイントの1つです。
“転職” や “就職” を考えている人にとって、「面接に行ったとき、太っていると不利になるのかな」、「デブは面接に落ちやすいのかな」と、不安に思う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、転職面接で太っていると不利になるのかや、太っていることが有利にはたらく職場はあるのかについてお伝えします。
転職面接は太っていると不利?
結論から言います。
太っていることが原因で、転職面接が不利になる可能性はゼロではありません。
昭和や平成の時代と比べ、多様性が認められている令和において、できれば “体型が転職面接に大きく関わることは100%ない” と言いたいところですが、現実はそう美しいものではありません。
理由として、面接官は太っている人に対して、「不健康そう」「自己管理能力が低そう」「機敏な動きがむずかしそう」など、ネガティブな第一印象を持ってしまう可能性があるという点があげられます。
面接官としては、将来的に “自社で長く活躍してくれる人材が欲しい” と考えています。
そんな中で太った人が面接室に入ってくると、無意識に、「自社に合いそうかな」「機敏な動きとかできるかな」など、心配になってしまうんですね…。
太っていても採用される場合もある!
ただ、必ずしも「太っている人を不採用としているのか」と言うと、そうではありません。
面接官が求職者に求めていることは、体型ではなく、“スキル“、”人柄“、”経験” そして “自社へのマッチ度“ です。
仮に、太っていることで第一印象が悪くなったとしても、その後の受け答えや自己PRで採用を勝ち取れる可能性は十分にあります!
「太っていることが、連続して不採用になっている理由なんじゃないか…」「デブだからどんなに頑張ってもダメ…」と落ち込んだり、心配になったりしている人もいるかもしれませんが、太っていても笑顔で自分をPRすれば受け入れてくれる企業はあります。
実際、私の知っている100kg超えの男性も、転職面接時に、面接室に入った時少し驚かれたものの、柔道をやっていたことや、健康管理は頑張っていること、自分の愛されるキャラクター、過去経験やスキルなどをアピールして、スタイリッシュな人が多いイメージのITベンチャー企業への転職を勝ち取っていました。
くり返しになりますが、
「太っている」=「転職できない」というわけではありません。
あまり深刻に考えたり、気落ちしたりせず、笑顔を忘れずに転職面接に臨んでみてください。
太っている人が多い業界・職種は?
なお、”太っていることがプラスになる職種” であれば、転職面接にネガティブになることもなく、就職後も安心して働けますよね。
太っている人が多い業界・職種として、下記の4つがあげられます。
1. 飲食業(シェフ・パティシエなど)
太っている人が多い業界の1つ目は、飲食業 です。
細身の人が働いている飲食店よりも太っている人が働いている飲食店の方が、「なんとなく美味しそう」だという印象を持ったことはありませんか?
シェフやパティシエなど、“食” に関わる仕事では、太っていることが “料理が好き”、”おいしいものを追求している” という好印象につながり、太っていることで採用が有利になるケースがあります。
食べることが好きな人にとっては、相性の良い職種でもあるので、飲食関係の仕事を検討してみるのも良いでしょう。
2. 整体・マッサージ業
太っている人が多い業界の2つ目は、整体・マッサージ業界です。
“整体師” や “マッサージ師” は、からだ全体を使って患者さんを施術します。
そのため、体重の軽い細身の人よりも、体重の重い人の方が、力が入りやすく、コリ固まった患者さんをリラックスさせられる可能性があります。
中には、”体型の良い人” を指名して通う患者さんもいるので、指名を取りやすいというメリットもあります。
整体師の場合、知識や資格取得が必要なので、今すぐ就職するというのはむずかしい場合もありますが、手に職をつけるという意味での安定を手に入れることもできるでしょう。
人のからだに触れることに抵抗がなければ、一度、就職先の候補として検討してみても良いでしょう。
3. アパレル業(大きいサイズ)
太っている人が多い業界の3つ目は、大きいサイズのアパレルです。
アパレル業界というと、スタイルの良い細身の人が働いている様子をイメージするかもしれません。
でも、大きいサイズのアパレルであれば、太っている店員さんの方が、客側からすると、実際に自分が着たときのイメージが湧きやすかったり、参考になるアドバイスももらえたりというメリットがあるので、重宝されます。
ファッションやおしゃれに興味があれば、アパレル業界を検討してみても良いでしょう。
4. 警備業
太っている人が多い業界の4つ目は、警備業です。
警備員は、施設内を巡回したり、施錠をしたりなど、日ごろは黙々とこなすルーティーン業務が中心です。
痩せていても問題ない職種のように思われますが、不審者が来た時など、「いざ」という時に立ち向かう必要があるので、細身の警備員よりも体格の良い警備員の方が重宝されます。
防犯という意味でも、巡回する警備員が体格が良い方が、泥棒や不審者の侵入を防ぐ抑止力になると言われているので、太っていることが採用にプラスになることもしばしばです。
過去に、柔道や剣道などのスポーツ経験があれば、より採用されやすくなります。
職場環境にもよるもものの、比較的、個人で行う業務が多く、一人で黙々と作業したい人や、人とのコミュニケーションに苦手意識がある人にもおすすめです。
面接で重要なのは体型より「スキル」「人柄」「自社へのマッチ度」
このように、転職活動において、太っていることが原因で、転職面接が不利になる可能性はゼロではないものの、採用合否を決定する上で重要なのは、体型よりも “スキル・人柄・経験・自社へのマッチ度” です。
「太っている人は就職面接で不利になる」「デブは不利」などという噂は気にせず、自分の魅力をPRしてみてください。
※ なお、清潔感は大事なので、身だしなみのチェックや、汗対策はあらかじめしておきましょう。
もし、「面接になかなか受からない」など、転職活動に行き詰まった場合は、太っていることがプラスになる業界・職種を検討してみるのも1つの手です。
自分に合った業界や職種を探してみましょう。