やばい会社の見分け方のポイントは?
ブラック企業・入ってはいけない会社の特徴ってある?
そんな疑問はありませんか?
転職活動や就活をしていて、「本当にこの会社に入っても良いのかな?」と悩んだり、入社後に「この会社、やばい雰囲気・ブラック企業の予感がするけど大丈夫?」と心配になることってありますよね。
わたし自身、早朝から終電まで働くことが当たり前の『ブラック企業』と認定されるような労働条件の会社に転職してしまい心身ともに疲弊したり、クセの強い社長・従業員が多いスタートアップの会社の仕事をして、契約解除に苦労する経験をしました。
日々の時間を、良い職場環境・会社で過ごせるのか、やばい会社でメンタルや健康を疲弊させながら過ごすのかは、人生を左右する重要なポイントです。
そこで今回は、やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社の11個の特徴と見分けるための13のポイントについてお伝えします。
- やばい会社•ブラック企業•入ってはいけない会社の11個の特徴
- やばい会社•ブラック企業•入ってはいけない会社の見分け方《13選》
- 1. 頻繁に「求人」「欠員募集」を出していないか?
- 2.「契約書」の内容がやたら細かくないか?
- 3.「求人募集要項」に嘘はないか?
- 4.「みなし残業時間」の記載はないか?
- 5.「給料」が異様に高くないか?
- 6.「深夜」までオフィスの電気が点いていないか?
- 7.「面接官」の目が死んでいないか?
- 8.「精神論」を語っていないか?
- 9.「経営者・上層部」が感覚でジャッジしていないか?
- 10.「オーバーぎみのリアクション」を取られていないか?
- 11.「面接中」から上から目線で注意・指導をしてこないか?セクハラに近い発言はないか?
- 12.「斜に構えた・プライドの高い対応」をしてこないか?
- 13.「時代の変化に対応した事業展開」を行っているか?
- やばい会社をきちんと見分けて、幸せな人生を。
やばい会社•ブラック企業•入ってはいけない会社の11個の特徴
まず、『やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社』にはどんな特徴があるのかを見ていきましょう。
<やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社11個の特徴>
1. やばい人が集まっている(感情的・クセ強・ハラスメント体質など)
2. 常に人手不足(離職率が高い)
3. 社長・上層部に冷静・客観的な判断ができる人がいない
4. 残業・休日出勤など、業務時間の長さが常態化
5. 優秀な人ほど早く辞めていく
6. 精神論が飛び交う
7. スキルアップ・教育訓練に対する補助がない
8. イエスマンが重宝される
9. 残業代・ボーナスがでない
10. 事業に発展性がない
11. 辞めるときに揉めることが多い
もし、上記の特徴が当てはまりそうな会社に入社予定の場合は、入社後に苦労する可能性があるので要注意です。
「9. 残業代・ボーナスがでない」「4. 残業・休日出勤など、業務時間の長さが常態化」に関しては、スタートアップや繁忙期には仕方がないケースもあり、単独では『やばい会社』とは言えません。
ただ、ほかの特徴も該当している場合は、中長期的なキャリアで見たときに “プラスにならないことが多い” ので、よく考えましょう。
また上記の中でいちばんやばいのは、「11. 辞めるときに揉めることが多い」会社です。
辞めるときに揉める人が多い会社や、辞めるときに脅す会社と関わってしまうと、「やばい」「まずい」と気づいて退職しようとするときに、すんなり辞められず、さらに精神や時間をすり減らすことになってしまうので、とくに注意が必要です。
やばい会社•ブラック企業•入ってはいけない会社の見分け方《13選》
では、やばい会社の特徴に当てはまる会社かどうかを見分けるにはどうしたら良いのでしょう?
ここからは、『やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社』を見分ける13のポイントをお伝えします。
面接中や入社手続きをする前や、入社後に退職するか迷ったときに、見極めてみましょう。
1. 頻繁に「求人」「欠員募集」を出していないか?
やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社の見分け方のポイント1つ目は、“頻繁に求人・欠員募集を出していないか?” という点です。
やばい会社・ブラック企業は、離職率が高いので、つねに人手不足の状態にあるところが多いです。
“1年中求人を出している企業” や “頻繁に欠員募集をしている会社” は、働きづらい環境という可能性が高いので、注意しましょう。
2.「契約書」の内容がやたら細かくないか?
“契約書の規定がやたら細かい会社” は、過去何度も社員と揉めている可能性が高いので、とくに注意が必要です。
一見、細かく記載していて安心かと思いがちですが、過去の契約トラブルをもとに、どんどん契約事項を追記していっているケースがあります。
もし、契約書に「契約終了の時のデータ消去」や「引き継ぎに関する事項」「契約内容を遂行できなかった場合の補償」など、“契約終了時の規定がやたら細かく書かれている場合” はやばい会社の確率が高いので、よく検討しましょう。
3.「求人募集要項」に嘘はないか?
掲載されている “求人募集要項” と面接時に聞いた内容が一致しないときも、要注意です。
実際には無い手当を「ある」と記載していたり、業務内容の範囲が求人広告よりも多岐にわたったりする場合は、低条件で人を酷使するタイプのブラック企業の可能性があります。
「あれ、ちょっとやばそうだな?」と感じたら、面接時や入社前に求人の募集要項の内容とちがいがないかを質問し、よく確認するようにしましょう。
4.「みなし残業時間」の記載はないか?
やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社の見分け方のポイントの4つ目は、“みなし残業時間の記載はないか” という点です。
たとえば、「月収28万円(みなし残業40時間)」という記載がある場合、毎月の給料に40時間分の残業代が含まれており、残業をしても残業代がつかないことになります。
わたし自身も経験があるのですが、『みなし残業時間』を記載している会社ほど、残業が多くなったり、残業することを前提に仕事が割り振られたりするので、ブラックな労働時間のケースが多いです。
注意しましょう。
5.「給料」が異様に高くないか?
高収入なのはありがたいですが、仕事内容や業界の平均に比べて、”給料が異様に高いとき” も注意が必要です。
ハードな職場で離職率が高く、人材が集まらないため、高条件で求人を出していたり、怪しげなビジネスを行っていたり、求人の内容と大きくかけ離れた量・ノルマの仕事を要求されたりなど、トラブルに発展する可能性があります。
給料が相場に比べて高い場合は、「なぜ給料が高い水準なのか?」を確認するようにしましょう。
6.「深夜」までオフィスの電気が点いていないか?
やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社の見分け方のポイントの6つ目は、“夜遅くまでオフィスの電気が点いていないか” という点です。
最近はリモートワークを導入する企業が増えましたが、もし入社を検討しているオフィスの近くに、20時以降など夜遅くに行って、電気が点いていたら、残業や時間外労働が多い企業の可能性もあるので注意が必要です。
金曜の夜など特定の日だけでなく、毎日夜遅くまで電気が点いていたり、帰っていない人が多そうな場合は、実際の業務時間や残業時間についてよく確認するようにしましょう。
7.「面接官」の目が死んでいないか?
入社後の会社の雰囲気を知る上で、“面接官の立ち振る舞いをチェック” することは、やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社の見分ける際に役立ちます。
「高圧的な態度はないか」「パワハラ・セクハラに近い発言はないか」などをチェックするのに良い機会ですが、やばい会社かを見分けるときに、よく確認してほしいのが、面接官の『目』です。
じつは、あからさまにブラック企業感を漂わせている企業は多くなく、実際に入社してみてから「やばい会社だった…」と気づくことは少なくありません。
面接の短い時間だけで見分けるのは、困難なケースもあります。
でも、「面接官の目が死んでいるとき・正気がないとき」は、やばい会社の確率がぐーっと高まるので注意しましょう。
目だけは誤魔化せない場合も多いので、よく『目』を確認してみましょう。
8.「精神論」を語っていないか?
精神論が多い会社も、従業員に無理を強いる会社の可能性が高いので、注意が必要です。
たしかに、”気合い” と “気力” で乗り越えられること、”勢い” でなんとかなることはあります。
でも、精神論ばかりに依存して、物理的な改善策を疎かにしたり、がんばれる人に負担をかけたりしていると、組織として破綻する可能性があります。
精神論や感情で指示を出す会社にいると、メンタルがつらくなることが多いので、注意しましょう。
9.「経営者・上層部」が感覚でジャッジしていないか?
ワンマン企業や小規模な会社においてとくに大事なのですが、“経営者・上層部が感覚・感性・感情的に判断をしているかもしれない” と感じたら、入社辞退や転職を検討した方が良い可能性があります。
社員数の少ない会社ほど、トップダウンで指示が来たり、従業員間の距離が近く、経営者や上層部の影響も受けやすくなります。
自分に合う会社・上司と出会えれば、とてもやりがいのある環境・居心地の良い職場になる一方、経営者・上層部が冷静な経営判断ができないタイプの企業の場合や、イエスマンばかりの組織の場合、「上に振り回される構造」が出来上がり、メンタルや体力、モチベーションを削がれるので注意が必要です。
入ってはいけない会社の代表格は、”ハラスメントが横行する会社” や “ブラックな労働環境の会社” なのですが、側から見てもあきらかにおかしい条件の場合よりも、じつは、”側から見ると気づきにくいものの問題のある会社” の方が根深いトラブルになりやすいです。
「いちばんやばい会社」=「じわじわと従業員のメンタル・体力・モチベーションを削ぐ会社」
であることも、念頭において、就職先を選ぶようにしましょう。
10.「オーバーぎみのリアクション」を取られていないか?
面接や入社前・入社後のミーティングで、“オーバーぎみのリアクションを取られているとき” も注意しましょう。
面接時や、入社前・入社後のミーティングなどで、「いやぁ、すごいね」「優秀だね」「天才」「感動した」など、お褒めの言葉をもらうとうれしいですよね。
でも、相手のリアクションがオーバーな時ほど、要注意です。
オーバーなリアクションを取る人ほど、移り気で正しい評価ができなかったり、専門的な知識のなさから些細なことで喜んでいたり、人に期待をかけて潰すタイプの人だったりと、後々問題を抱えるケースがあります。
あとで「こんなはずではなかった」「もっとこうしてほしかった」と好き勝手な要求を言われるケースもあるので、”本当に正しく自分を評価してくれる人が社内にいるのか” を確認してみるようにしましょう。
また、欠員補充などで入社する場合、“前任者に対する不満” からオーバーなリアクションになっているケースも多いです。前任者との相性がたまたま悪かったケースもありますが、担当上司や経営者が「不満の多い人」という可能性もあるので、警戒しましょう。
11.「面接中」から上から目線で注意・指導をしてこないか?セクハラに近い発言はないか?
面接中から、“指導や注意をしてくる会社”、”セクハラに近い発言をしてくる会社”は要注意です。
ハラスメント体質だったり、アクの強い人しかいないやばい会社…という可能性もあるので、入社を踏みとどまった方が良い可能性があります。
不思議と、やばい会社には、クセの強い人・ハラスメント体質の人が集まる傾向があります。入社した後に揉めると、貴重な時間の損失につながり、ストレスも溜まりやすくなるので、面接の雰囲気で「あれ?」と感じた時は、ほかの会社への就職を検討しましょう。
12.「斜に構えた・プライドの高い対応」をしてこないか?
斜に構えた振る舞い・プライドの高い対応をしてくる企業も、厄介なケースが多いので、注意しましょう。
「自分達をいちばんにしてほしい」「いつも敬われていないと嫌だ」という王様・女王様体質の人間が多い企業に就職してしまうと、つねに “よいしょ” したり、”ご機嫌伺い” をしたりと、気疲れしてしまいます。
本当に優秀な経営者や社員ほど、腰が低く、変に威張ることはありません。
ご機嫌伺いをしないとすぐに不機嫌になる人や、横柄な態度などで、必要以上に自分を大きく見せる経営者のいる会社への入社は、後悔する前に再検討してみましょう。
13.「時代の変化に対応した事業展開」を行っているか?
やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社の見分け方のポイント、さいごの13個目は、“時代の変化に対応した事業展開をおこなっているか?” という点です。
コロナの流行やChatGPTの登場など、時代はつねに変化を遂げています。良い会社・未来のある会社は、時代に合わせて商品・サービス、社内風土などをアップデートして、進化をしていきます。
一方、旧態依然として新しい風を受け入れない会社は、じわじわと衰退し、時間だけが過ぎていってしまいます。
未来のない会社・将来性のない会社に所属してしまうと、役に立つキャリア・経験を積まないまま、20代・30代・40代と、かけがえのない時間を過ごしてしまうので、注意が必要です。
過去の栄光や過去の成功体験にしがみついている会社・今後の伸び率が低い業界の仕事をする際は、「本当に自分のキャリアプランはこれで良いのか?」よく検討するようにしましょう。
やばい会社をきちんと見分けて、幸せな人生を。
このように、やばい会社・ブラック企業・入ってはいけない会社には、いくつかの特徴・傾向があります。
特徴・傾向をしっかり把握して、見分けるようにすれば、深入りする前に、入社辞退・転職などの選択肢を取ることができ、トラブルやメンタル・体力・気力の疲弊を防ぐことができます。
ぜひ自分にあった会社・職場を見つけて、充実した人生を実現してください。